imotos.net再立ち上げ part1

ホスティング業者探し

WebKeepers

以前のimotos.netは WebKeepers というアメリカの業者がやっていたFreeBSDベースの共有ホスティングサーバーの上に載せて、2000年5月から運用してきた。ドメインの取得もホスティングサービスのおまけとして同じ業者にお願いしていた。当時としてはかなり安い料金設定だったし、固定IPも割り振られるなど技術的にも興味深いサービスだった。いつのまにか渋谷に本社を置く日本企業に買収されて、それでも以前の通りの内容・料金でサービスを提供しつづけてくれていたのでそのまま使っていたが、2000年から継続しているサービスメニューのため、ベースとしているFreeBSDの維持などもできなくなったのだろう、2006年5月でサービスを打ち切ることになったので、ついては別サービスに移ってくれと言ってきた。

改めてWebKeepersのウェッブサイトで商品のラインナップを見ると、いわゆる共有ホスティング、VPSホスティング、Dedicatedホスティング、いろいろとメニューは揃っている。

  • Dedicatedホスティングは一つのハードウェアを占有でき最も自由度が高いが、そこまでの物は必要ないし、第一料金設定が高すぎて個人が契約するような物ではない。
  • 共有ホスティングは料金設定的には個人でも気軽に頼めるものであり、従来使っていた物もこのカテゴリのサービスである。ところが詳細に内容を検討すると、従来のサービスに比べて同等価格でも容量は圧倒的に増えているし、Webベースでいろいろとコンテンツ登録などができる仕組はゴテゴテといろいろ付いてはいるものの、sshでのログインして好きなソフトをインストールするなどが出来なくなっており、マニアックな私の用途としてはかなり不満足であるということがわかった。
  • VPSホスティングは、一台のサーバーを複数名で共有して使うという意味では共有ホスティングと同じだが、仮想化技術を使って外部から見るとあたかも全く別個のサーバーが複数台動いているように見せかけた、その仮想化サーバーを1台自由に使えるという意味では自由度はDedicatedホスティングと同じというものである。料金的には両者の中間になる。しかしながら少し技術的に分析すると、WebKeepersのVPSホスティングは (2006年5月時点では) FreeBSDのjail機能を使ったものでroot権限は与えられず、機能的に一部制限があったこと、および同業他社のVPSプラント比べると割高の料金設定だったこと (日本国内のDCに設置しているためだと推測された)、一応米国内に本社を置く企業であるにも関わらず英語のページがリンク切れになっているなど事業継続性に不安を覚えた

以上のことからWebKeepersのサービスは基本的に検討から外し他社のVPSホスティングを中心に移転先を検討することにした。

VPSホスティング

サーバー仮想化については技術的にも関心を持っており、 いろいろと調べたりしてきた のだが、この中でも Xen に特に注目していた。そもそも1994年からLinuxを日常的に使ってきたこともあり、XenベースのLinux VPSホスティングでいいところがあればそれが望ましく、まだXen自体が技術的には新しいもの1のため安定したサービスが見付からない場合は UML ベースのVPSホスティングを探そうと考えた。

Xenのサイトに登録されている ホスティング業者一覧 の中から、結論として RimuHosting を選定した。その理由は次のようなものである。

  • Xen 3.0ベースのVPSホスティングであり、10年以上日常的に使っている Debian GNU/Linux が使える
  • root権限を含めて (仮想) サーバーの全ての機能が使えること
  • $19.95/月で30GBと比較的リーズナブルな料金であること
  • 固定IPv4アドレスが割り振られること
  • 割り振られたIPv4アドレスの逆引きレコード (PTR) に契約時に指定したドメインを登録してくれること
  • DNSサービスがあり、割り振られたIPv4アドレスの正引きレコード (A) のみならず、任意のレコードを登録できること
  • SLAを契約上明記していること

特にSLAを宣言していることは品質に対する直接的な保証であり、他のVPS業者にはあまり見られないサービスであり高く評価した。また、逆引きレコードとして自分のドメイン名をきちんと返してくれることは、ホスティングサイト上にメールサーバーを立てることを考えている見地からは極めて重要であった。さらに任意数の別ドメインやサブドメインのDNS登録ができるところも評価した。自宅のPCは動的IPで常時接続しているのだが、提供されているAPIで自宅のPCをサブドメイン上のホストとしてRimuHostingが提供しているDNS上に登録することなどが自由にできるのである。これも評価したポイントである。

1 Xen 3.0が2005年末に出たばかりであった