RimuHostingは基本的にXen上のLinux VPSを提供してくれるのだが、Linuxのディストリビューションは複数の中から選択できる1。
私はかなり以前 (1996年) からDebianを使いつづけてきていることもあり、Debian GNU/Linux (安定版のsarge) を選択した。Ubuntuという選択肢も魅力的なのだが、今回はサーバー用途でもあり新しいソフトウェアを追い求める必要はなく、むしろ一旦リリースした版のセキュリティーパッチだけを愚直に提供してくれているDebian GNU/Linuxの安定版を選択する方が心配が少ないとも言える。
詳細な設定内容をここに書くことはしないが、パッチ類の適用 (aptitude upgrade) やユーザーの設定、sshの設定、ファイヤーウォール設定の確認や不要サービスの停止など、基本的な設定を行なう。
part1 で述べたとおり、 imotos.net はもともとはWebKeepersという業者の共有ホスティングサービスで運用していた。ドメインの取得・更新も、この業者を経由して2行なっていた。ところがホスティングを RimuHosting に移管することにしたのだが、RimuHostingではドメインの代行申請はサービスしていない。そのままではドメインの有効期限終了と共に権利がなくなってしまうため、ドメインの登録・更新を別の業者に移管しなければならない。ドメインの登録・更新業者としては、下記のとおり以前からimoto.orgの登録に使っていた Go Daddy にした。最近はドメイン登録料も価格競争が激しく、わずか年額$10以下でドメインの登録が維持できるのである。
もともと imotos.net というドメインを取得した際、本当は「s」無しの「imoto.なんちゃら」という名前のドメインが欲しかったのだが、それらは全て使われていた。
で仕方なく「s」を付けて「imotos.net」を取得したのである。ところが、「imoto.org」をやっていたサービスは案の定はやらなかったらしく、ずいぶんと昔のある日、ふと「$ whois imoto.org」3とコマンドをたたいてみた4ら有効期限切れが迫っていて更新されていない。
有効期限が切れてもしばらくはドメイン登録ができないので、それからしばらく待って、その間に年間のドメイン維持料が最も安いという条件で様々なドメイン登録業者を調べた結果、 Go Daddy を選定した。Go Daddyは取扱いドメイン数が最大級のドメイン登録業者であり、かつ調べた範囲では最安値の料金設定であった。
ささいな問題としては、日本語のサポートが一切ないこと、および登録画面のいろいろなところで有料のオプションサービスに誘導するような作りになっておりきちんと説明を読みながら進めないといけない5ところか。付け加えれば、いかにもMicrosoftのASP使って作りました、みたいな感じでやたらと反応が遅いのが気になるが、ドメイン登録業者のページは、登録する際と、後は契約更新の時ぐらいしか基本的にはアクセスしないので大きな問題ではない。
imotos.netのドメインは、「whois imotos.net」をやって調べると Bulk Register という業者が実際の登録業者になっていた。imotos.netのドメイン登録業者をBulk RegisterからGo Daddyに変更 (ドメインを移転) する。
という手続きを踏んで、なんとか登録業者を変更することが出来た。
移転の手続きをしただけでは、単にドメイン名のデータベース上の連絡先や登録業者名が変わるだけである。「imotos.net」にアクセスしてくれる人がimotos.netが実際にどこにあるか7を知るためにはDNSに問い合わせてもらう必要があるのだが、Go Daddyなどの登録業者は (オプション契約をしない限り) 各ドメインのDNSの運用はやってくれない。その代わりに「imotos.netのDNSはどこそこにあるよ」ということ (NS) だけを管理している。
www.imotos.net にアクセスしてもらえる様にするには、
ことをしなければならない。
RimuHosting ではかなり自由にDNSのレコードを設定できるサービスをしてくれている8ので、DNSを独自に立てることはせず、DNSはRimuHostingのサービスをそのまま使うことにする。従って、Go Daddyのドメイン登録内容変更画面を開き、imoto.orgおよびimotos.netのネームサーバーとして
を登録9した。
次にRimuHostingのDNS管理のページを開き、Aレコード10を登録する。登録するIPアドレスは、RimuHostingがVPSサーバーに割り当ててくれたものである。
RimuHostingのDNSサービスでは、割り当てたIPアドレスに対するPTRレコード11を設定することもできる。そこで、PTRレコードとしてimoto.orgを設定する。
1 2007年2月現在
2 ホスティングサービスの「おまけ」としてドメイン取得もやってくれた。
3 whoisは、ドメインの登録情報を検索・表示するためのunixコマンド。ドメインの登録者の情報や有効期限、ネームサーバーの情報がわかる
4 なんでそんなコマンドを叩いたのか、まあ普通そんなに叩くものではないのですが、いかにもつぶれそうなサービスなので狙っていたわけですね
5 ウソは一切書いていないので、きちんと説明を読んで進めればなんの問題もない
6 ドメインの「Administrative Contact」に登録されている人の意思が確認できないとドメインの移転を拒否する
7 実際のIPアドレスが何なのかを知る、ということ
8 VPS上に独自にDNSサーバーを立て、セカンダリ・サーバーとしてRimuHostingのDNSサーバーを使うこともできる
9 この情報が行きわたるにはしばらく時間がかかる
10 ホスト名からIPアドレスを調べるための情報
11 IPアドレスからホスト名を調べるための情報